中古ドメインを取得する際に行なっているチェック項目

SEOを意識したサイト運用を考えた場合、中古ドメインを利用したSEOテクニックを利用する場合があります。しかし、せっかく取得した中古ドメインが、過去になんらかのペナルティを受けていた場合は大変です。いくら記事を投稿しても、何時までたってもサイトインデックス化されない・・インデックス化されても上位表示されない・・・といった事になるかもしれません。

過去に受けてしまったペナルティは、手動であれば一定期間を置いて自動的に解除されるとのことですが、その期間は誰にも分かりませんし、目に余るようなブラックハットSEOやスパム行為が行なわれていたドメインの場合はその限りではありません。

また、このペナルティに関しては、新規で空ドメインを取得する際にも同じことが言えますので、中古ドメインに限ったことではありません。

ちなみに、ドメインが受けるペナルティに関しては、大まかには以下のようなものがあります。

  • SEO的なペナルティ(過去にスパムサイトを運用していた)
  • ブラックリスト入りしているドメイン

過去にこれらのペナルティを受けていたドメインを取得してしまうと、SEO的な効果を望むことができない上に、そのドメインのサイト制作にかけた時間や費用も無駄になってしまいます。

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ブラックリスト入りしているドメインを調べる方法

前置きが長くなってしまいましたが、今回の記事では、上記の箇条書きで紹介した「ブラックリスト入りしているドメイン」を調べる方法を幾つか紹介してみたいと思います。

aguse.

2013053100

http://www.aguse.jp/

ドメインを入力することで、そのドメインのサイト情報やドメインに関する基本情報、マルウェアの検出の有無等を調べることができます。ブラックリスト判定の項目では、様々なブラックリストの判定結果を見ることができます。一つでも当てはまる項目があったら、そのドメインの取得は見送りましょう。

Worldwide URI black list check 世界のURI (ドメイン)ブラックリストチェック

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http://www.rbl.jp/checkuri.php

こちらのサイトでも、中古ドメイン(空ドメイン)がブラックリスト入りしていないか調べることができます。

「RBL.JPを含む世界のRBLのブラックリストデータベースに登録されているかどうかをチェックすることができます。」とありますが、RBL.JPは複数のブラックリストをボランティアの協力のもと運営しているサイトで、http://www.rbl.jp/rule.htmlこちらでブラック入りするドメインの判定基準の詳しい解説が載っています。

その他のブラックリストチェックツール

全てでチェックを行なう必要は無いと思いますが、他にもいくつかチェックツールがありますので、URLだけ紹介しておきます。

スパム判定をチェックする事は可能か?

残念ながら、これといった有効な手段が確認できません。取得してからなら、Google ウェブマスターツールに登録したり、適当な記事を書いてインデックス化を試みる、インデックス化した後にサイト名で検索してみるといった手法で調べることはできるのですが、取得してからでは遅いんですよね・・。

先ほどの項目でも紹介した「Google Banned (blacklist) Checker」で、Googleに過去、何らかのペナルティ(?)を受けていないかのチェックを行なうことができるのですが、例えば何事も無く上位表示しているドメインを調べた際にも、「This domain DOES appear to be banned!」といった風に「そのドメイン、アウト~」みたいな表示が出てきます・・・。念のためこのツールでもチェックは行なっておいた方が良いとは思います。

ドメインをチェックして、「The domain name DOES NOT appear to be banned.」と出た場合はとりあえずはOKです。

Google Safe Browsingでペナルティ判定を受けていないか調べる

Googleの公式ツールで、Google Safe Browsing(セーフブラウジング)というマルウェア等の悪意のあるプログラムが過去にインストールされていないか等を調査するチェックツールがあります。

使い方は簡単で、以下のURLの「site=」の後ろに自分のサイトのURLを打ち込むだけです。

http://www.google.com/safebrowsing/diagnostic?site=barnetshenkinbridge.com

上記は当ブログの診断結果です。「現在のところ、このサイトは疑わしくないと認識されています。」とコメントが出ていますので、今のところは大丈夫そうです。

中古ドメインを取得する際に行なっている作業

私が中古ドメインを取得する際に、最低限行なっている確認作業を紹介しておきます。断っておきますが、確実ではありませんので、あくまで参考程度に捉えて置いてください。また、中古ドメインの取得方法に関しては、また別で記事を書くかもしれませんが、各自自分で調べてみてください。

参考までに、狙った属性における中古ドメインの探し方は丁寧に期限切れドメインの探し方が解説されています。ツールによる取得支援もありまして、私のお勧めは「中古ドメインカッター」です。これまた検索して調べてみてくださいw

ページランクの偽装チェックを行なう

ページランクの偽装チェックには、SEOチェキGoogle ページランク&偽装チェックを利用しています。たまにSEOチェキでは偽装無しと出ているのに、他の偽装チェックツールではNGと出ることがあるので、念のため複数のツールで調べておいたほうが良いと思います。

過去の運用履歴を確認する

ドメインが過去、どのようなサイトとして運用されていたのかを調べます。Internet Archive(インターネットアーカイブ)という、その名の通り、世界中で公開されているサイトを保存しているサイトです。

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Internet Archive

この様に、過去そのドメインで公開されていた内容を、断片的ではありますが確認することが可能です。上記は当ブログのドメインを調べてみた結果です。2001年ごろから運用されていたドメインだということが分かります。

このサービスを利用して、アダルトチックなサイトで無いか、公序良俗に反したサイトで無いかを確認しておきます。SEO的なペナルティを確認することは出来ませんが、直感的に危ないな・・と感じるサイトであれば、取得は見送るべきですね。

被リンク等のチェック

中古ドメインを扱う上で、一番重要と言える項目です。チェックにはOpen Site Explorerを利用します。

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Open Site Explorer

当ブログを調べた結果ですが・・・しょっぱいですね(笑)。私はTotal LinksよりもLinking Root Domainsを重視しますが、これだという中古ドメインを発見した場合は、リンクの質も考慮にいれつつ調べていきます。

Domain Authority」は、WEBにおける影響力の指標のようなものですが、当然この数値が高いものを選びます。この辺りは、拘りだすと時間がどんどんと過ぎてしまうので私は結構適当に見てます。。

上記で行なっている中古ドメインチェックは簡易的なもので、これは!と思ったドメインに関しては、さらに細かいチェックを行なっています。

それでも、最低限これだけは見ておけば、残念なドメインを掴んでしまう確立は少なくなると思います。もしそういったドメインを取得してしまった後であれば、ムームードメインのドメイン売却サービスを利用して、売れるものであれば売り払って忘れてしまうのが、精神衛生上もよいかも・・しれません。

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