WordPressの動作を高速化させるキャッシュ系プラグインを見直してみる

現在、当ブログではWP Super Cacheを利用しているのですが、改めて動作スピードのチェックを行なってみたところ、大分とスピードが落ちていました。

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GTmetrixで当ブログの現在の動作スピードをチェックしてみました。共にDランクという結果・・・。最近のGoogleでは、サイトの動作スピードが遅いと順位が下落してしまう危険性が徐々に高まっていますので、ここいらで動作スピードの向上と、適応しているプラグイン等の見直しを行なってみることにします。

ちなみに、過去にWordPressの動作を早くするプラグインまとめという記事でWordpressの動作スピードを高めるプラグインの紹介を行なっていますが、今回はその最新版ということで記事をまとめてみたいと思います。

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WordPressの高速化が期待できるプラグイン

今回新たに適応したプラグインの種類と説明は以下の通り。

  • Quick Cache・・・WP Super Chachに変わる高速化プラグインらしい。今回はWP Super Cacheの代わりにこちらを導入。
  • MO CacheWP File Cache・・・翻訳ファイルのキャッシュ化とファイルの読み込みをキャッシュ化。二つ合わせて一組として使います。
  • DB Cache Reloaded Fix・・・データベースのクエリをキャッシュ化するプラグイン。これはすでにインストール済みなので引き続き今回も利用します。
  • WP Hyper Response・・・管理画面も早くしてくれるプラグイン。WP Hyper Responseでお手軽にWordPressを高速化を参考に。これも引き続き利用します。
  • BJ Lazy Load・・・ブラウザの表示範囲に画像が現れてから読み込みを開始するプラグイン。
  • ACPの導入・・・エックスサーバーを導入している方はお勧め。

ACPに関しては知識のある方は挑戦してみても良いと思いますが、導入の敷居が高いのでスルーでもOKです。しかし、エックスサーバーでWordpressを導入している方なら簡単に導入できます。

これらを適応した後、再度スピードのチェックを行なった結果はこちら。

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・・・全然変わってない!と突っ込みたくなりますが、実際にブラウザでチェックしてみると、かなり表示スピードが改善されていました。体感的には1.5倍くらい早くなった感じがしますが、上記の画像を良く見てみると、「Page load time」が5.87秒から3.10秒に改善されていることがわかります。

今回導入したプラグイン達は、特に特別な変更を行なわずに有効化するだけで良い点が非常にお手軽なのですが、「MO Cache」の適応に関しては注意点があります。

>>MO CacheをMust-Use Pluginsとしてインストールして最大限の効果を引き出す方法

こちらの記事でも書かれているように、MO Chachは「Must Use Plugins」として動かさないと、その効果を最大限に発揮できないそうです。私もMust Use Pluginsでインストールを行なっていますが、実際はどうなんでしょう。普通にWordpress上から有効化した場合でも動作チェックを行なってみたのですが、あまり大きな違いを感じることはできませんでした。

個人的には、今回紹介した構成でかなりのスピードアップを体感することが出来ましたので、概ね満足です。ACPの導入と、MO Chachの適応に少し手順が必要となりますが、比較的簡単に導入できると思いますので、Wordpressの動作スピードに不満があるという方は、一度試してみてください。

6/24 追記

上記の記事で紹介したキャッシュ系プラグインを他の管理しているサイトにも適応してみた結果をいくつか紹介してみたいと思います。

サイトA

テキスト中心のブログで記事数は約60。サイトのキャプチャとURLは都合により隠しています。

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プラグインの適応前。

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プラグインの適応後。Page load time: 3.39sが2.77sに改善。データ上のスピードはあまり改善されていませんが、体感的なスピードアップは数字以上に感じます。

サイトB

画像がメインの趣味ブログ。記事数は800以上。

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プラグインの適応前。ページの読込み速度が5秒以上もかかってます・・・。

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適応後。読み込みスピードが2秒近く改善しました。このサイトに関してはかなりの効果がありました。アクセスがまあまあ多い(1日辺り800~1500PV)ブログだったので、APCの導入も効果があったのかもしれません。

もちろん、これらのデータはアクセスする時間帯やサーバーの混み具合によって大きく変わってくる部分なので、キャッシュ系プラグインを適応したからといって、必ず動作スピードがアップするというわけではありません。また、Wordpressは記事数や適応しているプラグインが増えれば増える程動作が重たくなってくる傾向にありますので、記事数が少ないブログに関してもあまり恩恵は無いかもしれません。

記事数が多く、アクセス数もそこそこ多くなってきたブログであれば、キャッシュ系プラグインを導入することでかなりの速度アップを体感することができると思いますので、そういったブログを運営している方は、一度実装を検討してみてください。

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