外部リンクの警告が届いた時の再審査リクエストの書き方は?

今回はウェブマスターツールに登録しているサイトに届いた「外部リンク」に関する警告が届いた時の再審査リクエストの書き方を紹介します。ついでに、警告を受けた際の対処方法の流れを簡単にですが、説明しておきます。

警告が届いたサイトは、その問題を解決して再審査を送らなければ、ほおっておいてもいずれは圏外に飛んだり、最悪インデックスされたページが全て削除されるというペナルティが課せられます。

そのドメインをもう捨ててしまうなら何もしなくてもいいのですが、大切なドメインや残しておきたいドメインであれば、再審査リクエストを送ってリカバリーさせておきましょう。

以下に手順を説明していきます。

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Googleから「不自然なリンク」に関する警告メッセージがウェブマスターツールに届く

まずは落ち着きます(笑)。この時点ではまだ順位の下落やインデックスの削除といったペナルティが発動していない可能性がありますので、落ち着いて対処方法を講じていきます。

心当たりのある外部リンクを外していく

自作自演リンクの心当たりのある外部リンクを外していきます。ここで問題なのが、ツール等を使って大量に外部リンクを貼っていた場合と、企業サイトであれば、SEOを業者に頼んでいる場合です。前者であれば、あまりにも大量に張りすぎて、すでにどのサイトへ何本張っているかを把握できていない可能性があります。しかも、リンクを貼っているサイトがすでに管理されておらず、リンク削除の依頼を行なっても削除されないパターンが殆どです。

企業サイトであれば、SEOを行なっている専門業者に対策を頼んでいるパターンが多いと思いますが、その対策業者がすでに倒産していたり、ツールによる被リンク操作で対策を行なっていたために、その会社自体が外部リンクを把握できていないパターンもあります。

いずれにしても、放置しておけばペナルティを受けてしまいますので、出来る限り自演リンクや有料リンクを外していきます。

Googleへ再審査リクエストを送る

Googleへ再審査リクエストを送る際に、以下の内容に気をつけて文章を書きます。

  • サイトの現在の状況
  • サイトの管理者が考えた原因
  • 対策した内容
  • 今後の運営方針について
  • ひたすら待つ

ひとつずつ解説します。

サイトの現在の状況

まずサイトの現在の状況を、正直に嘘偽り無く書きます。自前によるSEOなのか、SEO業者による有料リンクの獲得なのか等。いつ、どのタイミングから施工を始めていたか、そして、警告メッセージが届いた日付等も記載します。

SEO業者による対策であれば、その業者の名前やサイトのURLも記載します。

サイトの管理者が考えた原因

外した外部リンク(自演リンク)が自演によるものだという報告を行ないます。また、専門業者に頼んでいた場合であれば、有料リンクを購入していたことも併せて記載します。

他には、SEO目的の相互リンク集へ多数登録していた場合も、報告しておく必要があります。

対策した内容

現在のサイトの状況と管理者が考えた原因を踏まえて、どのような対策を行なったのかを記載します。

自分でコントロールできる外部リンクを外したのであれば、外したサイトの一覧を記載します。また、SEOを外注していた場合であれば、まずはSEO業者に警告が来たことを報告し、外部リンクを外してもらう作業を依頼します。外してもらった外部リンクの一覧と、もし依頼に対して動いてくれないようであれば、その件も伝えましょう。

尚、外したリンクのリストを提示する場合、GoogleはGoogleドキュメントの使用を推奨しています。(もちろん絶対にGoogleドキュメントを使わなければいけないというわけではありません)

ちなみに、SEOを外注していた場合や、個人的に貼ったリンクであっても、ウェブマスターツールの「リンクの否認」ツールでそのリンクを無効化することが可能です。しかし、このリンクの否認の取扱いは慎重に行なう必要があり、Googleもそのことを注意しています。これは、一度リンクの否認を行なってしまえば、そのドメインからは永久的に評価を受ける事ができなくなるためです。

今後の運営方針について

最後に、今後どのようにそのサイトを運用していくかを説明します。自演リンクは行なわない、有料リンクは購入しない。といった内容です。Googleに対する懺悔のような気もしますが、そこがGoogleの狙いでもあるような気がしますね。

ここに関しては、あまり悲観的にならず、外部リンクの取扱いには十分気をつけるといった内容でいいと思います。

ひたすら待つ

再審査リクエストを出した後は、ひたすら待ちます。再チェックには最低でも数週間を要する(すべて人の目でチェックしているため)ので、待っている間にも、他に自演した外部リンクが無いか、SEO業者にも他に外部リンクは無いか等のチェックを行ないましょう。

この記事のまとめ

私の経験上、外部リンクがまだ残っていたり、Googleのガイドラインに違反している箇所があれば、再度メッセージがくるはずです。しかし、1ヶ月以上待っても、何も返事がこない場合もありましたが、いまだに順位の下落や何かしらのペナルティを与えられたというアクセスの下落が無いサイトもあります。

どのタイミングがペナルティの解除となるのかわからないのですが、もしかするとペナルティを課す前に対策が行なわれたのであれば、その件に対する返事はないのかもしれません。すでにペナルティを課され、検索順位やアクセスの下落があるサイトに関しては返事を送っているといったことも考えられますね。

どちらにしても、Google側も膨大な再審査リクエストの処理に時間を使っていると思いますので、半年後にいきなり処理されたりといったこともあるかもしれませんね。

再審査リクエストを送った後、何ヶ月も返事が無く、かつ、その後にアクセスやターゲットキーワードの大きな下落があれば、再度再審査リクエストを送ってみましょう。

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