Googleの中の人が語る最新のSEO情報

愛読している海外SEO情報ブログの鈴木氏の記事でGoogleのマット・カッツが明かした21個の最新SEO情報 from #SMX Advanced 2013という記事が公開されました。Googleの中の人であるマット・カッツ氏が、SMX代表のDanny Sullivan(ダニー・サリヴァン)氏の質問に答えていくという形で、様々な最新のSEO情報が明かされています。

毎度のことですが、記事のボリュームもがっつりで非常に中身の濃い内容となっていますので、SEOに関係する方は是非一度目を通してみてください。

以下は時間があまり無い!という方向けに、5分以内で読めるように記事の内容を私なりに要約したものです。参考までにご覧下さい。

パンダアップデートに関して
現在、グレーゾーンにいるサイトを助けるために新しいシグナルを開発中とのこと。また、1ヶ月前に行なったアップデート以降は更新は無し。
※その後、7/19にアップデートが行なわれました。詳しくはこちら。
ペンギンアップデート2.0
ペンギン1.0ではホームページ(TOPページ)だけに影響していたが、ペンギン2.0では下層の個別ページも見るようになっている。
スパムの多いクエリに対するアルゴリズムの更新
ちょうど導入したばかりで全体の0.3~0.5%に影響する。また、今後ブラックハットSEOに対策するためのアルゴリズム変更も予定している(らしい?)
ハッキングされたサイトの対応
2、3週間後に(ペンギンとは別のチームが)対策。
リンクの否認ツールに関して
Google側で不正と思われるリンクを無効にしない理由は、「正しくない相場になっているような株式の市場を1度正すようなもの」だから。
プレスリリース
定義上は有料リンクのこと。アンカーテキストにキーワードが入ったプレスリリースからのリンクは評価されるべきではない。※現在は評価されているが将来的に評価されなくなる?
不自然リンクのサンプルURLを提示
アルゴリズムによる場合は通常は警告メッセージは届かない。手動対応の場合にメッセージが送られる。現在、試験的に問題となるURLのサンプルを1~3本メッセージに載せているとのこと。
手動対応の期限切れ
通常は期限が設定されている(自動的に期限切れとなる)が、悪質なブラックハットSEOに対してはドメインが失効するまで手動対応は継続する。
モバイル(スマートフォン)のランキングアルゴリズム変更
スマホユーザーにとって敵対するような構成をとっているサイトは、以前ほど上に表示できなくなる。ページの表示速度が遅くても検索順位が下がることがある。また、スマホユーザーが多い日本に対しては特別なアルゴリズムを適応しているらしい。
バックリンクデータの提供
さらに多くの情報を提供するための方法を模索中。
SSL検索(not provided) について
導入時は1桁台の%にしか影響しかないと言っていたが?の指摘に対しての答え→google.comでの英語の検索だけを対象にした予測だった。 グローバルで展開する前の話。※ちょっと言い訳くさいかも?
ブランドの優遇
ブランドを優遇しているということは無い。
アフィリエイトについて
アフィリエイトのサイトの順位だけを下げるということはしていない。アフィリエイト自体が問題ではなく、どのような付加価値を提供しているのかが問題。
ページの表示スピード
表示スピードは早いに越したことは無いが、早いからといって検索の上位に表示されるわけではない。しかし、遅いと評価は下がる。
Facebook
Facebookの多くのページをGoogleはクロールできないからFacebookのデータを使っていない。※「いいね!」が集まるサイトはコンテンツとして優れているので、結果的に検索の上位に表示されるということ。
ジオロケーションによる振り分け
ジオロケーションによる振り分けはクローキングではないので、IPアドレスによって適切なページに振り分けることは問題なし。※ジオロケーションはユーザーの位置情報を扱う技術のことです。
オーソリティサイトの評価について
オーソリティサイトはより高く評価される。また、Googleは特定のトピックに応じたランキングを見ているとのこと。最近では医療や旅行といった特定の分野でオーソリティの高いサイトが上位表示できるようになってきた。
構造化データのエラーレポートツール
現在エラーをレポートするツールを準備中とのこと。
直帰率
直帰率は検索結果に反映されない。※SEO的に直帰率が低いとなんたら・・は当てはまらない。
Google+(+1)
現在はランキングの評価には利用していないが今後どうするかを研究中。※これは初耳でした。SEO業者によっては効果があるとしていますが・・・。
過大評価&過小評価されているSEO
ソーシャル系は過大評価されており、デザインとユーザーエクスペリエンスは過小評価されている。

個人的に気になった点としては、Google+は評価対象にはならないという話と、アフィリエイトサイトに関して。SEO効果を期待してGoogle+(+1)に登録しても効果は無いということですが、効果があるよ!っと大々的に謳っているSEO業者の営業がいたら注意したほうがいいかもしれませんね。

アフィリエイトサイトに関しては、ブラックハットな目で見られがちなのですが、中には素晴らしいサイトも存在していることも確かです。アフィリエイトサイトだからといって無条件で嫌悪される風潮もあるので、アフィリサイトは将来的に検索結果から消えるといった噂も流れてしまうのではないでしょうか。

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