自分が管理しているサイトからの相互リンクに効果はあるのか?

久々の更新&7月最初の更新となります。今回は俗に言う「自演リンク」に関する質問に対して、Googleの中の人であるマット・カッツ氏の回答を引用しつつ、個人の見解をまとめてみたいと思います。

まずは以下の質問内容と、それに関する回答を紹介します。

質問内容:20個のドメインでサイトを運用しているとして、それぞれをリンクし合ってもいいか? それともリンクし合わないほうがいか?
もしリンクするとしたらPageRankを渡さないようにnofollowを付けるべきか?

回答:僕ならお互いをリンクし合わないだろうね。

回答に関しては結論のみを引用していますが、この質問内容に関する回答の全文は、海外SEO情報ブログの鈴木さんのブログ内で確認することができます

Googleの中の人がはっきりと「自分ならやらない」と言っていますので、これは暗に「やってもいいけど後々の事は知らないよ」と言っている様に聞こえますね。ダメとは言ってないけど自分ではやらないというのは、色々と含みを持たせた言い方のようにも聞こえるのですが、

とにかく、20個のドメインを持つことに明らかにもっともな理由がないのであれば、それぞれをすべてお互いにリンクし合うという行為には僕は警戒心を抱くと思うよ。

この言及からも、「 たとえユーザーが気付かなくても、Googleにはちゃんと分かっていますよ」というメッセージを感じ取ることができます。

ただし、これは「例えば20のドメインやサイトを持っている場合」を例に挙げた場合の答えであって、ほんの数サイト(2~3サイト)であれば、関連性のあるサイト同士をリンクしあうことは無意味ではないと思いますし、マット・カッツ氏も鈴木氏もその件に関しては同様の意見を述べていました。

SEO業者やアフィリエイターの間では、検索エンジンに評価される、またはペナルティとならないリンク構造の作り方といった手法を日々研究して、なんとか検索順位をコントロールできないかということに労力を割いている現状があります。

しかし、最近の検索結果に現れるサイトの傾向を見ていると、どうみてもSEOなんて知らないという一般の方々が書いたブログ記事や情報ページが表示され出しています。これらの個人記事は、内容が濃いものが多く、その分野のレベルで見ると非常に高い品質を備えている場合が多いという特徴もあります。

Google側は、こういった品質の高い記事を好んでおり、ツイッターやフェイスブックで自然な形で言及されている記事を友好的に捉える傾向にあるのかなと感じています。

当ブログでも、1年間こつこつと記事を更新したブログのアクセスはどうなるか?という記事の中で、「誰かの役に立つ気持ち」を持ちながら「こつこつ更新を続ける」ことで、自然とアクセスも増えていったという内容を書いたのですが、今回のマット・カッツ氏の発言で、リンク構築に時間をかけるよりも、有用なコンテンツの作成に時間をかけたほうが、後々得られるものは大きくなるということを再認識しました。

私もここ最近では、自作自演によるリンクの構築といったものは殆ど行なっておらず、無理の無い程度に記事をしっかりと書くことを念頭にしたコンテンツ作りを実践しているのですが、今のところその行為がマイナスに働いているということはありません。

2013年も半分を過ぎ、今後もSEOの分野はさらに大きな動きを見せていくと予想されますが、少なくとも私は現状行なっているコンテンツの運用方針をずっと続けていきたいと考えています。労力に見合ったものが得られているのかどうかはまだ分かりませんが・・・笑

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク

コメント

  1. […] ] : 自分が管理しているサイトからの相互リンクに効果はあるのか? | WEB備忘録(仮)続きを読む → 投稿日 2014-06-05 02:48:42 販促にソーシャルメディア、スタバ・マクドナルド首位 日経 […]